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【諸戸氏庭園や六華苑など】レトロで歴史感じる桑名市の観光スポットをご紹介|諸戸家の歴史も

2024.02.29

今回は、諸戸アイサン住拓のある「三重県・桑名市」の観光スポットをご紹介。その名の通り、弊社にも所縁がある「諸戸家」の歴史にも触れながら、諸戸氏庭園や六華苑などさまざまなスポットをご紹介していきます。

桑名市の魅力について

位置と自然

桑名市は三重県北部に位置し、海から山まで多様な自然環境が魅力の一つです。市内を流れる木曽川は、桑名市の自然の美しさを象徴しています。金華山や木曽三川沿いの風情ある風景、四季折々の色彩を楽しむことができる自然環境は、都市生活と自然が調和した理想的な暮らしを提供します。

桑名のグルメ

三重県と言えば「伊勢エビ」や「松阪牛」が有名ですが、桑名市もまた食の宝庫として知られています。特に「焼きはまぐり」はその一つ。地元で捕れた新鮮な海鮮を贅沢に使った郷土料理で、旅行者にとっては必食のグルメです。

何故、はまぐりが有名かというと、桑名市は三重県の北部に位置し、伊勢湾に面しているからです。これにより、新鮮で豊富な海産物を利用することが可能となりました。特に、満潮時には海水が木曽川に遡上し、汽水域を形成します。はまぐりはこのような汽水域を好むため、木曽川沿いでは大量のはまぐりが自然に育つことができました。「その手は桑名の焼き蛤」ということわざができるほど、有名なグルメです。

レトロ?歴史を感じる桑名市のおすすめ観光スポット

弊社・諸戸アイサン住拓から歩いて巡れる、おすすめ観光スポットをご紹介していきます!

弊社にお立ち寄りの際は、是非、下記マップを参考に街歩きに出かけてみてください。

春と秋だけ楽しめる、諸戸氏庭園

諸戸氏庭園は、江戸時代に豪商山田彦左衛門の隠居所として造られ、明治時代に初代・諸戸清六が買い取り、増築を行った庭園です。その歴史的な薫りを感じながら、多くの方々が楽しむことができます。江戸時代・明治時代の風情を色濃く残しています。この庭園は、特に春と秋の二回だけ一般公開されます。春の公開では、新緑や花菖蒲が、秋の公開では、ドウダンツツジや紅葉を楽しむことができます。

諸戸家の蔵・煉瓦蔵(諸戸氏庭園内)

諸戸家は、米取引や土地・山林の買収で巨富を築いた実業家の一族で、桑名市に多くの文化財を残しています。その中でも、煉瓦蔵は、諸戸家の基礎を築いた初代清六が建造したもので、国の重要文化財に指定されています。

煉瓦蔵は、明治20年頃に創建されたもので、当初は5棟連続の木造蔵でした。煉瓦蔵は米蔵として建造され、各地の小作米は船で運ばれ、蔵前面の外堀から搬入されたと言われています。明治28年に放火により焼失しましたが、直ちに煉瓦造で再建されました。しかし、昭和20年の戦災で西側の2棟を失い、現在は3棟が残存しています。

諸戸清六が建てた六華苑

諸戸清六が建てた六華苑

桑名市を訪れたら絶対に見逃せない観光スポットの一つ、それが「六華苑」です。この洋風邸宅は、明治時代の桑名を代表する名士、諸戸清六によって建てられました。その洗練された美しさとゴージャスな装飾は、明治の豊かさと、当時の日本が西洋文化をどのように受け入れたかを物語っています。六華苑は、国の重要文化財に指定されており、歴史遺産としても貴重な存在です。

六華苑の歴史と由来

六華苑の起源

六華苑は、実業家であった諸戸清六(もろとせいろく)の新居として、明治44年に着工され、大正2年に完成しました。約18,000㎡の広大な敷地に、洋館と和館、蔵などの建造物群が誇らしげに佇んでいます。

洋館の特徴

洋館は、イギリス人建築家ジョサイア・コンドルによって設計されました。その美しい外観と4層の塔屋は、建築界でも注目されています。

和館の魅力

和館は木造平屋造りで、伝統的な日本の建築スタイルを反映しています。畳敷きの部屋や板廊下、内庭など、和の風情が感じられます。

また、六華苑内にはカフェスペースがあり、抹茶と干菓子を楽しむことができます。広大な内庭を眺めながら、ほっと一息つける瞬間です。さらに、桑名の伝統的な折り紙「桑名の千羽鶴」を体験できるスポットもあります。

春日神社(桑名宗社)

歴史溢れる神社として、「春日神社」があります。豊かな自然に囲まれたここは、訪れる人々に平和と安らぎを与える場所となっています。神社の周辺にある古木や社殿は桑名市の長い歴史を物語り、四季折々の風情を楽しむことができます。

また、春日神社では、神前結婚式が行われることも。二つの神様が睦まじく鎮座する全国でも稀な神社であり、その姿から永きにわたり神前結婚式が盛んに行われています。専属プランナーによる説明会やブライダルフェアも毎日開催されています。県文化財の太刀「村正」を所有するなど、様々な文化財を所有しています。

桑名城 蟠龍櫓

蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら)は、桑名城の川口にある七里の渡しに面して建てられていた二層櫓で、東海道を行き交う人々が必ず目にする桑名のシンボルでした。蟠龍櫓の建設時期は定かではありませんが、元禄期の大火後、再建された櫓の中に含まれていたと考えられています。

「蟠龍(ばんりゅう)」とは、天に昇る前のうずくまった状態の龍のことで、「蟠龍」をかたどった瓦(かわら)が置かれたことから蟠龍櫓と呼ばれました。現在の建物は、2003(平成15)年に水門の管理棟として建てられ、当時の外観を再現しています。2階は展示室として、公開されています。

九華公園

九華公園は、桑名城の本丸跡と二の丸跡に造られた約7.2ヘクタールの公園です。桑名城は、江戸時代に伊勢桑名藩の藩庁が置かれた城で、水城として知られていました。

現在は、堀や石垣などの遺構が残っています。園内には、ソメイヨシノ、しだれ桜、山桜などの桜が約450本あり、三重県下屈指の桜の名所となっています。また、ヒラドツツジ、オオムラサキツツジといったつつじが約550本、伊勢系、肥後系、江戸系の花菖蒲が約4000株ある。

春には「さくらまつり」、5月には「つつじまつり」、6月には「花菖蒲まつり」が開催され、多くの人で賑わいます。また、園内には、松平定綱(鎮国公)と松平定信(楽翁公・守国公)を祭る鎮国守国神社があります。九華公園は、ファミリーやカップルにオススメの桑名の歴史と自然を感じることができる魅力的なスポットです。

七里の渡し跡

江戸時代、桑名は「七里の渡し」として知られ、西から東へ、またその逆方向への旅行者にとって重要な交差点でした。この渡しは、木曽川を渡る最も重要な航路であり、その歴史を今に伝えています。現在、観光客は再現された渡し船で、かつて旅人が経験したであろう風景を自分自身で体験することができます。

諸戸家とその発展について / 初代・諸戸清六について

諸戸家の歴史について

桑名市を訪れた人々が必ずと言っていいほど訪れる観光スポットの多くが、諸戸清六とその家族によって築かれました。

諸戸家は、三重県伊勢・桑名に根付いた富豪で、「日本一の山林王」と称される一族です。この一族は、諸戸宗家と本家を合わせると、巻間一万町歩とも言われる山林を所有し、その財力や資産は計り知れないほどの富を築いています。

この富の源は、初代・諸戸清六に遡ります。彼は幼少時に民治郎という名前で生まれましたが、18歳の時に父である清九郎が残した巨額の借金を返済するため、米穀業を営みました。わずか2年でその借金を完済し、その後は米相場や山林の経営で活躍し、「日本一の山林王」として名を馳せました。

初代・諸戸清六は、政商的な色彩を強め、大隈重信や松方正義、品川弥二郎、大倉喜八郎、渋沢栄一、森村市左衛門などと親交を深めました。西南戦争では米相場で大儲けし、大蔵省御用の米買方となりました。

また、田地買収にも着手し、驚くべき先見の明を示しました。田地だけでなく住宅地も買い集め、渋谷から世田谷まで、他人の地所を踏まずに行けるほどの土地を手に入れたと言われています。また、水に恵まれていなかった桑名市内に独力で水道の建設を行うなど、現代に至るまでその功績は受け継がれています。このように、諸戸家は、日本の歴史と経済の一端を担ってきました。

諸戸家は、その成り立ちから現在に至るまで、長い時間を経て桑名市の歴史と共に歩んできました。その家族が築いたもの、例えば六華苑、諸戸氏庭園、煉瓦蔵などは現代に残る貴重な歴史的建造物となり、訪れる全ての人々に不朽の価値を提供しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。このように、桑名市の観光スポットには、諸戸家の歴史が非常に深く結びついています。歴史を知った上で、まち歩きをしてみると一味違った体験ができるかもしれません。

弊社にお越しの際は、是非観光も合わせて桑名に訪れてみてはいかがでしょうか。

三重県の工務店・諸戸アイサン住拓について

諸戸アイサン住拓は、設立35周年を迎える三重県の工務店です。この度、設立35周年を記念して、「諸戸の町家」をさらにデザイン性を高めて「諸戸の町家ネオ」とリニューアルしました。

また、上質でおしゃれな暮らしを実現。和モダンな町家風の注文住宅も得意です。お客様のご要望やご予算、理想の住まい像をお聞きしながら、住み心地の良いこだわりの家づくりをしています。施工完了後も、家づくりのプロのスタッフが、丁寧にサポートいたします。

 

お問い合わせの際は、「諸戸の町家ネオについて」と【メッセージ本文】にご記入ください。
相談は無料です!お気軽にご相談ください!

 

【施工対応地域】※下記エリア以外にも対応いたします。お気軽にご相談ください。

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