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新築にかかる総予算とは?|具体的な内訳や安く抑えるポイントを解説!

2024.04.30
新築の総予算

新築住宅を建てる際の総費用は、土地、建物、住宅ローンなどの手数料、付帯工事費、諸費用などから成り立ちます。各費用は住宅購入や建築に必要な予算を形成し、家の質やコストパフォーマンスに大きく影響します。

予算内で計画的に家づくりを進めるためには、土地選びから建物の建て方、資金計画まで、さまざまな項目を慎重に検討し、事前の相談や価格の見積もりが欠かせません。この記事では、新築にかかる費用の内訳と管理方法を詳しく解説し、予期せぬ出費への備え方も提案します。

費用の全体像

新築家づくりにかかる総費用の概要

新築住宅の建設には、多岐にわたる費用がかかります。主なものとしては、土地購入費、建物本体の建築費、住宅ローンの利息・手数料、付帯工事費、そして諸費用があります。これらの費用は地域、土地の広さ、建物の設計や材料によって異なります。したがって、総費用を正確に把握するためには、各項目の見積もりを事前に集め、総予算に照らし合わせることが重要です。これにより、計画的かつ効率的な家づくりが可能となります。

総予算内での各費用項目の役割と重要性

総予算を計画する際には、各費用項目がどのような役割を果たし、どれが最も重要かを理解することが不可欠です。例えば、土地費用は通常、総予算の大部分を占め、立地によって価格が大きく変動します。建物の建築費は、住宅の安全性や快適性、耐久性を決定づけるため、質の高い施工を選ぶことが重要です。また、予算配分を考慮した上で、諸費用や付帯工事費も見落としてはならない要素です。これらの費用には設計変更時の追加費用や、登記などの法的手続きに伴う費用などが含まれ、事前の計画なしには予期せぬ出費へとつながることがあります。これらの点を踏まえ、総予算内での賢い資金配分と計画的な支出が、コスト効率の良い家づくりを実現します。

内訳その1:土地費用とは?

土地代について

土地代は新築住宅を建てる際の最も大きな初期投資の一つです。価格はその土地が位置する地域、アクセスの良さ、面積、地形、地盤の状態などによって大きく異なります。都市部では価格が高騰する傾向にあり、郊外ではより広い土地を低価格で購入できることが多いです。土地を選ぶ際には、将来の家族の生活スタイルや通勤、学校へのアクセスを考慮することが重要です。また、土地の購入には住宅ローンを利用する場合も多く、その条件も購入計画に大きく影響します。

仲介手数料について

仲介手数料は法律で定められた上限が存在します。売買金額が400万円を超える場合には「(売買価格×3%+6万円)+消費税」となります。例えば、4,000万円の不動産売買の場合、(4,000万円×0.03+6万円)×1.10=138万6,000円となります。

仲介手数料は、不動産取引における相談、契約手続きのサポート、物件情報の提供などのサービスに対する対価となります。

土地の登録に関する費用について(登記費用)

土地を購入した後、所有権移転登記を行う必要があります。この登記は、土地の法的な所有者が変わったことを公式に記録するためのもので、所有権移転登記をしないと正式な土地の所有者とは認められません。登記費用は、登記の種類や土地の価格によって異なりますが、20万円前後必要となります。また、この手続きには司法書士への報酬も含まれるため、事前に確認しておくことが望ましいです。この登記によって、土地取引の透明性が保たれ、将来的なトラブルの回避にもつながります。

内訳その2:工事費用(建物本体価格)とは?

本体価格の計算方法について

建物本体価格は、新築住宅を建てる際に必要な主要なコストの一つで、建物の設計、材料選択、工事の内容と規模に基づいて計算されます。この価格には、基礎工事、構造体の建設、屋根や外壁の施工、内装工事など、家を構成する基本的な部分が含まれます。

本体価格の計算は通常、平方メートル単価を基に行われます。この単価は、使用する材料の種類(木造、鉄骨造、RC造など)、仕上げのグレード、建築地域の条件、建設会社の技術力やサービス内容によって異なります。例えば、高級な仕上げ材を使用する場合や、地震に強い構造を要求する場合、単価は高くなりがちです。

また、設計にカスタマイズを多く加えるほど、価格が上昇することも一般的です。建物の大きさや間取り、特別な機能やデザイン要素を追加することで、より具体的な見積もりが必要になります。したがって、予算に合わせた建物設計を行うためには、初期段階での詳細なプランニングと、建築会社との密なコミュニケーションが求められます。これにより、予算内で最適な家づくりを実現することができます。

内訳その3:付帯工事費用とは?

付帯工事費用とは、建物本体の建設に加えて必要となる追加的な工事に関連する費用です。これには以下のような項目が含まれます。

  • 外構工事費:庭の造園、フェンスの設置、門やカーポートの建設など。
  • 設備機器の追加・アップグレード費用:エアコンの追加設置、高性能な給湯器への交換、太陽光発電システムの設置など。
  • 内装仕上げ工事費:フローリングへのコーティング、カスタムキャビネット、デザイナーズタイルの使用など。
  • 防音・断熱工事費:防音室の設置や、高性能断熱材の追加施工など。
  • 安全・セキュリティ関連費用:セキュリティシステムの導入、耐震補強など。

これらの付帯工事は、住宅の快適性、機能性、安全性を高めるために重要であり、総予算の中で適切に計画されるべきです。

内訳その4:諸費用とは?

諸費用とは、土地購入、建物の建設に伴い発生する様々な追加の費用です。これには以下のような項目が含まれます。

・設計料:建築家や設計事務所に支払う設計に関する費用。
・申請手数料:建築許可やその他の公的な手続きに必要な申請料。
・法務局での手数料:登記に関する費用、所有権移転の登記など。
・測量費:土地の境界を明確にするための測量作業にかかる費用。
・接道費:土地が道路に面していない場合、接道するための土地を購入する費用。
・建築保険料:工事中の事故や災害から保護するための保険。
・ローン関連費用:住宅ローンを組む際の保証料や金利等。
・引越し費用:新居への移動に伴うコスト。

これらの諸費用は住宅購入全体の予算に影響を及ぼし、しばしば見落とされがちなため、事前の計画と予算編成で適切に考慮する必要があります。

隠れた費用と予期せぬ出費への備え

建築中の追加工事や変更に伴う費用

家づくりでは、設計段階では予見できなかった様々な理由で追加工事が発生することがあります。例えば、建主の要望による設計変更、建材の価格変動、または施工中に発見された構造上の問題などです。これらの変更や追加工事には追加の費用が発生し、予算の増加につながります。したがって、予期せぬ出費に対応できるよう、総予算の10〜20%を予備費として設けることが推奨されます。これにより、家づくりの進行に柔軟に対応し、質の高い完成を目指すことができます。

土地の地盤調査や改良費用、法的手続きにかかる費用の考慮

土地の購入前や建築計画の初期段階で行う地盤調査は、将来的な建物の安全性を保証するために不可欠です。地盤が弱い場合は、地盤改良が必要となり、これには高額な費用がかかることがあります。また、建築に必要な法的手続きも追加費用の要因です。例えば、特定の地域での建築制限に関する調査や、建築許可の申請費用などがこれに含まれます。これらの費用を事前に計算し、予算計画に組み込むことで、計画に沿ったスムーズな建築進行が可能となります。

家づくりの賢い予算管理とコスト削減術

予算オーバーを避けるための工夫と注意点

家を建てる際に予算オーバーを避けるためには、計画段階から厳密な予算管理が必要です。最初に全体の予算を明確に設定し、費用項目ごとに予算を割り当てることが重要です。また、予備費を設けることで、予期せぬ出費が生じた場合にも対応可能です。具体的な工夫として、見積もりは複数の業者から取ること、長期的なメンテナンス費用を考慮すること、そして契約前には細部にわたる仕様の確認を行うことが挙げられます。これにより、支出を計画通りに抑え、質の高い家づくりを実現できます。

環境への配慮と節約効果を考慮したZEHもおすすめ

最近注目を集めているのが、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)です。ZEHは、高い断熱性や省エネ設備を備え、年間で消費するエネルギー量を極力抑え、環境に優しい住まいを目指すものです。初期投資は通常の家づくりより高くなりますが、長期的には電気代や暖房費の削減により、経済的な節約が見込めます。また、政府の補助金制度を利用することで、初期費用の一部を補填することも可能です。ZEHを選択することで、コスト削減と環境保護の両方を実現することができ、将来的にも価値の高い投資となり得ます。

まとめ

新築住宅の総費用は、土地、建物本体、付帯工事費、諸費用などから成り立ちます。土地代は地域や条件により変動し、建物の価格は設計と材料に依存します。付帯工事費や諸費用も予算計画に必須です。また、追加工事や法的手続きなど予期せぬ費用に備えることが重要です。賢い予算管理として、予算オーバーを防ぐ工夫や、環境に優しいZEHの選択がコスト削減に役立ちます。このように、計画的な予算設定と詳細な見積もりにより、予算内で理想の家を建てることが可能です。

三重県の工務店・諸戸アイサン住拓について

諸戸アイサン住拓は、設立35周年を迎える三重県の工務店です。この度、設立35周年を記念して、「諸戸の町家」をさらにデザイン性を高めて「諸戸の町家ネオ」とリニューアルしました。

今回ご紹介の自然素材を活用した施工も、もちろん承ります。中でも、「三重の木」を使用した住宅の施工実績も豊富です。お気軽にご相談ください。

また、上質でおしゃれな暮らしを実現。和モダンな町家風の注文住宅も得意です。お客様のご要望やご予算、理想の住まい像をお聞きしながら、住み心地の良いこだわりの家づくりをしています。施工完了後も、家づくりのプロのスタッフが、丁寧にサポートいたします。

 

お問い合わせの際は、「諸戸の町家ネオについて」と【メッセージ本文】にご記入ください。
相談は無料です!お気軽にご相談ください!

 

【施工対応地域】※下記エリア以外にも対応いたします。お気軽にご相談ください。

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